病と暮らす
                           その7

8月30日、W夫妻、見舞いに来てくれる。心から心配してくれているのがわかる。
ありがたい事です。Wさんの携帯にKさんより電話が入る。今の私の状況をKさん
はWさんより聞いて知っている。
Kさんは「若い時にお互い人生について語り合った仲だもの、北澤さんをどのよう
な人か知っているから何も心配していないよ」と言われた。
私は思わず涙が落ちそうになった。百千万の言葉よりその一言が何よりの激励
だった。Kさんは私にとって本当の人生の友人なのかもしれない。


午後より会社の人が仕事の打ち合わせで来る。彼にも迷惑をかけている。

 主治医の口ぶりではどうも10日辺りが退院日だろうか。まだはっきりした日にち
は聞いていない。


今日で8月も終わりです。学生の夏休み期間は私は病院で過ごした。おかげで暑
さ知らずです。
 W氏、見舞いに来る。彼には2回も来てもらった。
 リハビリもオートランナーを使って歩いている。少しづつ体力が戻っている事を感
じる。

 病室の窓外を見ると稲が青々した時期に入院したのだが、早稲は稲刈りも終わ
って、季節の移ろいを実感する。

 血液検査、胸のレントゲン撮影はまったく問題ないという事だった。

入院して三つ目の月に変わった。9月です。Aさん夫妻、お見舞いに来てくれる。
Aさん夫妻とも随分長いお付き合いです。ありがとう。

 朝方、脈が乱れた様だが午前中綺麗な脈に戻った。
午後からリハビリです。少しづつ戻っているようだ。
 今日はシャワーを浴びる。気持ち良し。お風呂ならもっと良いのに。

NHKを見ていたら指揮者の小沢征爾さんのニュースが流れていた。食道癌の
手術の為、食道を全部取ったそうだ。胃を上へ引っ張り上げて、食べたものは
直接胃に入るとの事。75歳、まだまだ頑張ると言っていた。
 そう言えば以前、食道癌を手術するとのニュースを見たが、その折、もう駄
目かなと思った覚えがある。とにかく凄い生命力の人だ。
負けてはいけない。負ければ終わりだ。自分に勝ってこそ人生の勝利者だ。

                 

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